蕗をつくるといっても、ガーデニングやクッキングではありません。もちろん模型の蕗ですよ。
簡易軌道には欠かせない線路際の名わき役かとおもいます。
材料は、イミテーションプラントのアイビーの葉と手芸用のワイヤー、速乾性の木工用接着剤位です。
これがメインの材料ですが、今回実物をたっぷり見てきた結果、もっと黄緑系の色がベターですね。
この葉を穴あけポンチを使い円形に抜いていきます。ワイヤーは適当な長さにカットしておきます。
ご承知のように、北海道で見る蕗は結構大きく背丈も高いので6mm径のポンチを使用しました。後の加工で多少小さくすることは可能です。
ここからがメインの加工ですが、 木の板などに葉を並べ、中心をずらした位置に先の鋭いはんだごてで小穴を開けそのまま最も短い円周部までこてを引き切り離すか、カッターで切り離し、蕗らしい葉の形状に近付けます。
左がはんだごて使用、右がカッター使用の加工例です。
この葉の裏側の、穴より中心に近い位置にちょっとカーブさせたワイヤーを接着します。
さて、ここからが腕の見せ所です!
葉の周囲を、熱したはんだごてで少し熔かし、でこぼこにしていきます。この度合いにより多少のサイズ差や形状の変化が作れるわけですが、換気にご注意ください。
これで完成! 北の大地の蕗に見えますでしょうか!
実物には茎が緑のものと、赤っぽいものがありますが、食べるのは緑の方だと、地元の方が教えてくれました。
しかし、この作業、いつまで続ければレイアウトを埋め尽くす量が作れるのやら・・・
[追記」制作した蕗を実際にレイアウト上で見るとやはりもう少し柔らかなグリーンのほうが実感的でいいのかと思いますが、存在感を主張させる意味では成功しているような気もします。作例はアイビーの葉ですが、ほかにも選べるものが有りそうです。