祝 第16回軽便鉄道模型祭WEB開催

本日、エア軽便祭2020が盛況に開催できましたこと、 富別町営軌道からもお祝い申しあげます。

今回、直接の参加は見送らせていただきましたが、こちらの記事にて、当 富別町の「未来に残す鉄道遺産」にも認定されております、[東洋活性白土専用線2号機]をご紹介させていただき参加に代えさせていただきます。

 

当町の2号機は、1975年に かの珊瑚模型店より発売された未抜エッチング板と挽物の上廻りベースキットを組み立てた作品で、だいぶ前に完成品として某オークションにて入手したものです。

このキットを組み立て説明書通りに完成させた作品は、実物はおろか画像でもみたことがありませんでしたので、非常に驚いた覚えがあります。

下廻りも指定のメルクリンZゲージCタンクの中間動輪をきちんと外して使用しており、自作しなければならないパーツも含め、オプションの煙室戸ハンドルと朝顔型カプラー以外は、説明書に従い丁寧に組み立てられております。

残念ながら塗装に若干難がみられますが、これも歴史の一部として、現状のまま動態保存機となっております。

では、下手な画像ではございますが、ごゆっくりご覧くださいませ!

尚、キットの画像は、軽便鉄道模型祭 公式ブログとツイッターの「エア軽便祭2020」のお知らせ内に、投稿例として説明書と共に掲載されておりますことをお知らせしておきます。


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オプションの煙室戸ハンドルと朝顔型カプラーは取り付けられていませんが、つかみ棒は取り付けられています。
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メルクリンCタンク(#8800)の中間動輪を外した下廻りです。もちろんギヤ連動のため車軸は両端をカットして残してあり、オリジナルのカプラーやバッファも取り外してあります。

また、このエッチング板には、No.1~5のナンバープレートも含まれていましたが、実物同様?使用されておりません。


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いかがだったでしょうか。

今から45年前に発売された、当時としては画期的な上廻りベースキットの組み立て完成品をご紹介させていただきました。

また今回この記事を記すにあたり、かつて橋本 真氏が鉄道模型趣味誌に発表されました東洋活性白土の記事を再読いたしましたが、なんと丁度50年前の1970年8.9月号だったことに再び驚いております。

 

末筆ながら、こちらの作品の制作者様に敬意と感謝の意を表し、この度、皆様にご紹介出来ましたことを喜ばしくおもっております。